インド日記 ~インドの物価~ <第1話>

21552599こちらのスペースをお借りし、筆者がインド旅行中に実際に体験した逸話と申しますか、インドでは日常的な事でも、日本ではあまり知られていないお話を書かせて頂こうと思います。

今回は導入と致しまして、当時のインドの物価をご紹介したいと思います。

私がインドを訪れていたのは2002年~2008年の事でしたので、物価はとても安かったです。
10ルピー(当時のレートで25円)で大抵のものが手に入ります。

チャイ(ミルクティー)は配達込みで1杯4ルピー、ラッシー(ヨーグルトドリンク)が10ルピー、お昼の定食10ルピー、バナナも1房(モンキーバナナが15本ほどぶら下がっている物)10ルピー、ミネラルウォーター1リットルも10ルピーです。リキシャ(人力車)で2~3キロ走ってもらって10ルピー、お土産のショール10ルピー、ビリーと言う紙を燃やして吸っている味しかしない煙草も10本で10ルピーです。ビリー以外の煙草はインド人にとっては高価な為、道端で1本単位で売っています。インド人はトイレットペーパーは使わない為、トイレットペーパーは割高で、10回使えるか位の分厚い紙のロールが40ルピーです。

カレーも、ターリーと呼ばれる日替わりの定食には数種類のカレーが載り、10ルピーですが、私はパラックパニールと言うホウレンソウのカレーに水牛のチーズが具で入ったカレーが好きだったのでこれを頼むと40ルピーもします。北インドを旅行していた為、40ルピーでカレーを頼むと、チャパティ(ナンの貧しいバージョン)が付いてきます。南インドではこの主食が米に変わります。

当時インドに3軒しかなかったと言うマクドナルドはデリーの中心地コノートプレースに3軒ありました。日本のマクドに行くよりは安いしよく利用していましたが、館内は空調が効いていて、マクドナルドのドアにはドアマンが立ち、チャイが24ルピーもするものですから、一般インド人としては立ち入る事の出来ない高級店だったのですね。

一度帽子を観光地に忘れて私は疲れていたしもういいやと言う気持ちでしたが、オートリキシャ(電動力車)の運転手が、そんな高い物諦めちゃダメだと言って、日本で8000円(3200ルピー)したその帽子を夜中にもう一度その観光地に取りに戻って門番に鍵を開けて取らせてもらいました。見つかってよかったなぁと運転手も門番も嬉しそうでした。

その後その運転手はジャイプルからアーグラー(所要5時間)のバスのチケットが本来100ルピーであるのに、疲れ果てた私に120ルピーで売りつけて喜んでいました。

私は長期旅行者でしたが、1万円も両替をすれば半月は快適に暮らし、電車を使って移動し、観光もできました。タージマハルなどの観光地の入場料は高いですが、15$等と米ドルで支払いが出来ました。

少しずつではありますが私の愛すべきインドの紹介を勝手ながら行って参ります。

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