今日はヨーグルトのお話をさせて頂きます。インドではラッシーと言うチャイの次に有名な飲み物があります。ラッシーはヨーグルトと、砂糖を混ぜて、現地ではすり鉢で混ぜたヨーグルトドリンクです。インドでは、バナナラッシーも主流です。メニューにはマンゴーラッシーとか載っていても頼むとオンリーバナナと言われるので、「じゃ、バナナで。」となる不思議なバナナへの誘導（？）があります。
日本でもそうだと思いますが、バナナは庶民の味方です。とても安く、１房買うと沢山あるので皆で分け合う事が出来ます。栄養価も高い様で、お腹が痛い時、風邪を引いた時、バナナを食べろとインド人は口を揃えて言います。
さて、バナナの話ではなくヨーグルトの話でしたが、インドでターリーと言う定食を頼むと必ずついているのがヨーグルトです。これは、カレーには胃に刺激の強いスパイスが沢山使われているため、カレーと共にヨーグルトを食べると、胃への刺激が少ない為だそうです。定食と言うだけあり、バランスの取れたメニューが並べられている事にインド人のおもてなしの心を感じます。
私がインドを訪れていた当時タリーは安くて10ルピー（25円程）からありましたが、ラッシーも同じく10ルピーします。なのでインド人はラッシーは高くて飲めないよと言って4ルピーの、熱くてなかなか飲めないチャイを時間を掛けてすすっていました。
もちろん日本人の私にはカレーのスパイスはとても強烈で、体調を崩して泊まっているゲストハウスでおかゆを作ってもらったこともありましたが、そのおかゆさえも黄色かったのは鍋にカレーの色が染みついているからなのかは分かりませんでしたが、その色を見た時はいくらインドが大好きな私でも日本に帰りたいと思いました。
元気な時であればカレー＋ラッシーで笑顔でインド人と同じ食生活が堪能できますよ。残念ながら私のインドの話を聞いてインド行ってみたい！と思える人は中々いらっしゃいません。私がインドを訪れていたのは2002年～2008年の事でしたので、今ではすっかり町の雰囲気も変わり、インドが日本のレベルにも近づいてきていると思います。皆さんもぜひ機会があればインドを訪れてみてください。